白鳩 20年2月期/通期業績予想を下方修正/純損失が1.3億円に拡大

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 下着通販の白鳩は3月19日に20年2月期連結業績予想の修正を発表、純損失は前回予想の4600万円から、1億3800万円の損失とした。赤字拡大により監査法人に指摘を受け、繰延税金資産の取り崩しを実施。最終赤字額が悪化したとしている。
 売上高は前回予想を2800万円下回る52億5100万円(前期比96.9%増)に修正した。
 今期の業績予想の修正は、1月14日に続き2回目。なお、営業損失は前回予想と同じ4600万円、経常損失も6800万円で修正はなかった。
 18年から段階的に行ってきた、送料の値上げによるマイナス影響が続いている。「送料無料ラインの引き上げなどを行ったが、損益を吸収しきれなかった」(IR)としている。
 19年10月の消費増税による受注の冷え込みも減収の一因。キャッシュレス還元企業の対象ではないことから、他社と価格を比較され「顧客離れに影響していると感じる」(同)。
 19年4月に発表した、23年2月期を最終年度とする5カ年の中期経営計画は見直す。新たな計画は20年4月の発表を予定している。
 今後は、利益率の高いプライベートブランドの販売シェア強化のほか、新物流倉庫の稼働による販売量の増加で業績回復を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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