アイビー化粧品 19年4-12月期/売上増も営業赤字続く/消費増税の駆け込み反動大きく

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 化粧品の訪問販売のアイビー化粧品の19年4―12月期の売上高は、前期比13.3%増の25億900万円だった。営業利益は、2億9500万円の赤字となった。消費税率引き上げにともなう駆け込み需要の反動で、19年10―12月期(純第3四半期)の売上高は前年同期比9.8%減の4億7600万円となった。
 アイビー化粧品では、19年10―12月期(純第3四半期)中に、ボディーシャンプーやバスエッセンス、メーキャップ品、栄養機能食品などの新商品を続々と投入。新規顧客の獲得に努めていた。その結果、新製品の受注は順調に推移したという。
 一方で、主力の美容液「レッドパワーセラム」などのレギュラー製品については、駆け込み需要の反動が大きく、減収の要因となったとしている。
 アイビー化粧品では、「例年、純第3四半期は売り上げが少なく、営業利益、経常利益、当期純利益とも赤字になることが多い」(中山聖仁取締役)と説明している。19年10―12月期においても、販売員のボーナスなどの販売費や一般管理費を前年同期間比11.0%削減したが、売り上げが減少し赤字になったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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