ピーチ・ジョン 19年3月期/営業損失2.2億円/実店舗・ECの販売不調

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 インナー通販のピーチ・ジョン(本社東京都、杤尾学社長)の19年3月期売上高は前期比2.8%減の104億9000万円だった。営業損失は2億2000万円。国内店舗事業が不調で、11カ月連続で前年同月の売上高を下回った。自社ECサイトと実店舗での売り上げが落ち込んだのに加え、販売員採用に伴う費用の発生や、本社オフィス移転に伴い販管費が増加した。
 通販売上高は48億2540万円だった。年間を通じて自社ECサイトでの販売が振るわなかった。サイトをリニューアルするなどてこ入れを図ったが、売上高の拡大には至らなかった。
 個別の商材では、ルームウエアやアウターウエアをはじめとする高価格帯の売上高が伸び悩んだ。下着などのインナーウエアに関しても、他社との競合で顧客離反の動きがあった。
 ピーチ・ジョンの事業別の構成比は、通販事業が46%、店舗事業が54%。通販売上高にはカタログ通販の売り上げも含まれるが、ほぼECの売り上げが占めているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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