ショクブン/中間期決算は横ばいに/PB商品の開発に注力(2022年11月24日号)

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 ショクブンの22年4―9月期(中間期)における売上高は前年同期比0.0%の33億1700万円だった。
 主力のメニュー商品の売上高は同1.0%増の31億9000万円、特売商品は同20.8%減の1億2600万円だった。主力のミールキットの強化を図るため、新規開拓、休眠客の掘り起こしを優先的に強化し、特売商品が減収になった。
 自社PB商品の販売を順次開始し、新たなPB商品の開発も進めた。11月には天皇の元料理番を務めたシェフ監修の「愛知みかわ牛のフルーツカレー」の販売を開始。「愛知みかわ牛の欧風カレー」「懐かしのレトロカレー」の販売も開始する。今後は、通常のメニューブックでの販売だけでなく、ECサイトを通じて全国の消費者が利用できる仕組みの構築に注力する。
 年末商戦は、昨年末に入手困難だった人気商品をすでに確保しているほか、東海地方の名産品を新たにラインナップに加えるなど、魅力ある商品の充実を図り、売り上げの増加につなげる。
 売上原価は、魚介類を中心とした原材料価格や包装資材費の高騰、製造拠点における人件費や水道高熱費の上昇により、原価率は61.4%と前年同四半期の59.7%に比べ1.6ポイントの増加した。9月中旬から、4月に続いて2回目の値上げを実施した。
 販管費は、関西地区と静岡県でのテレビCMの放送など、広告宣伝費用が増加したことなどにより、前年同期より2500万円増加し、12億7800万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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