Zホールディングス 22年4―6月期/物販取扱高7316億円/モール事業は7.9%成長(2022年8月11日・18日夏季特大号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤフーの持ち株会社であるZホールディングスの22年4―6月期(第1四半期)における国内物販取扱高(流通総額)は、前年同期比5.9%増の7316億円だった。そのうち、ECモールなどショッピング事業の取扱高は同7.9%増の4109億円となった。
 7月7日に「ヤフーショッピング」「PayPay(ペイペイ)モール」の統合(10月実施予定)、同27日には決済サービスのPayPayの連結子会社化を発表した。グループ内サービスでの連携強化に向け、事業の再編を進めている。
 「(新モールでは)分かりやすいユーザー体験、優良ストアの訴求、送客の一本化により、取扱高のより一層の拡大を図っていく」(坂上亮介専務執行役員)と言う。
 「ヤフオク!」などのリユース事業の取扱高は同5.4%増の2408億円だった。「アスクル」などBtoB事業の取扱高は同3.0%増の733億円だった。
 各物販事業を含んだEC関連サービス全体の取扱高(流通総額)は、同15.1%増の9895億円だった。トラベル事業の回復と今期から計上を開始した海外EC事業の好調を2桁成長の要因としている。
 連結売上収益は同4.6%増の3905億6500万円、営業利益は同3.2減の497億2100万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ