ヤフー/画像ルールを制定/有償の新パッケージも公開(2022年8月4日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤフーは8月1日、ECモール「ヤフーショッピング」と「PayPayモール」を今年10月に統合し、新たに提供を開始する新生「ヤフーショッピング」の戦略を出店者に向けて発表した。豊富な品ぞろえに加えて、商品の「探しやすさ」でもナンバーワンを目指す。そのため、商品カテゴリーに合わせたサイトデザインへ刷新したり、商品画像登録ガイドラインを制定して商品画像の「見やすさ」を向上させる。新たに全店舗に提供を開始する「プロモーションパッケージ」の詳細も公開した。
 新たに制定する商品画像登録ガイドラインでは、1枚目の商品画像のテキスト要素の占有率を20%以下にすることを定めた。画像の背景は写真背景や単色白背景のみを使用し、枠線は入れないことを求めている。商品画像は中央に配置し、上下左右5%と左上30%に余白を入れる必要がある。
 23年4月ごろから、ガイドラインに反する画像を掲載している商品の検索順位を低下したり、検索で非表示にしたりする計画だ。
 「プロモーションパッケージ」は、検索などでの露出拡大などに加え、「ヤフーショッピング」の実績をデータ分析できる「プレミアム統計」機能、CRMツール「STORE’s R8(ストアーズアールエイト)」などを提供する。9月以降、任意で申し込みができ、販売高の3%が費用として掛かる。
 「プレミアム統計」機能では、取扱商品の最安値を把握できたり、自社の店舗から離脱したユーザーが他店で購入した商品を確認できたりする。在庫がない商品の閲覧数や他店への流出数も確認できる。
 「ヤフーショッピング」内のカテゴリー別商品ランキングを把握できる機能もある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ