アクシージア 21年8月―22年4月期/中国EC売上高50%増の42億円/上海ロックダウンの影響受けるも成長(2022年7月7日号)

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 高価格帯の化粧品やサプリメントを中国向けECで販売するアクシージアでは、21年8月―22年4月期(第3四半期)の中国EC売り上げは、前年同期比50.4%増の42億5300万円だった。中国ECの売上高が、同社の連結売上高の75.6%を占めているという。22年3月以降は、上海ロックダウンの影響を受けたが、成長を維持できたとしている。
 同社の同第3四半期の連結売上高は、前年同期比38・8%増の56億3000万円になった。営業利益は同10.7%増の10億9700万円だった。
 成長の要因として、動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」での躍進や、ヒット商品の誕生、中国ECセールイベント「3.8」への参戦を挙げている。
 「3.8」期間中の累計の売上高は、前年同期間比で108%増となったという。
 一方で、中国のロックダウンと物流停止の影響を受け、純第3四半期(22年2―4月期)の売上高は予算未達となった。
 3月28日以降、中国の一部地域で配送が停止したという。4月には、配送停止の影響で、一部中国ECにおいて、消費者の手元に製品が届かない事象が発生。キャンセルが増加したそうだ。
 中国現地で展開するサロン事業も大きな打撃を受けた。
 同社では今後、ロックダウンの再発令に備え、上海に集中していた物流拠点の分散化を実施するなど、対策を強化していくという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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