SUPER STUDIO/総額44億円を調達/「次世代EC構想」実現目指す(2022年6月30日号)

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 D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)」を提供するSUPER STUDIO(スーパースタジオ、本社東京都、林紘祐CEO)は6月22日、総額約44億円の資金調達を実施したと発表した。2人の担当者で年商10億円を実現する高効率な「次世代EC構想」を具現化する方針も発表。導入企業のさらなる拡大を目指す。
 21年9月には、総額18億円の資金調達を発表しており、累計調達額は約62億円になる。前回の調達資金でタクシー広告やテレビCMを展開したことで、直近1年間で「ecforce」の導入ショップ数は約74%増加したという。
 今回の調達資金を生かし、EC・D2C事業者が効率的に成長を実現するための「次世代EC構想」の実現を目指す。23年の夏までにノーコードでEC事業者が総合的なデータと施策管理ができる状態を実現したい考えだ。EC・D2C事業者の担当者が、2人体制でも年商10億円の事業を運営できる効率的なEC基盤を作る。
 「次世代EC構想」の開発・推進の一環として、資金調達のリード投資家である三井不動産と連携。ECとリアルをつなげるOMOを実現する実証実験を行っている。三井不動産が展開する商業施設において、店舗の人流や来店属性を数値化し、商品を購入したり、関心を持ったりした消費者をリアルの場で「ecforce」に誘導する仕組みを開発している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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