新日本エネックス/売上高40億円目指す/ワンランク上の組織作りも(2022年6月23日号)

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 太陽光発電や蓄電池を訪問販売する新日本エネックス(本社福岡県、西口昌宏社長)は、23年1月期の売上高を前期よりも15億円増収の40億円にする計画だ。
 売り上げを確保するための強固な営業組織を形成するだけでなく、顧客管理を含めた管理部の育成も同時に推進する。営業と管理の両面を強化し、ワンランク上の組織体制を作りながら40億円を目指すという。
 営業は人材の確保と拠点の拡大を図る。今年4月には新卒10人が入社。新卒社も含めると100人前後の従業員数となっている。人材教育も即戦力として現場で活躍できるように育成を図っている最中だという。「売上高40億円に対する進捗率は現在98%。2~4月の3カ月間は、新卒を入れたことによる成果は含まれていないため、今後の伸びは教育が鍵を握る」(西口社長)と話している。
 営業拠点の拡大も進める。九州においては長崎に、関東は東京に進出する予定だ。東京を含めた関東エリアへの進出は同社初となる。すでに都内で営業活動はしているものの、人材確保の観点からも拠点を新設する必要性があるとしている。
 顧客管理を担う管理部の強化も同時に進めている。「売り上げだけを取りに行っても40億円は見込める数字だ。しかし、会社組織として目指す40億円にしたい。組織として強くなるためには、バックオフィスの強化が欠かせない」(同)とし、管理部の強化を最重要課題と捉えている。
 7月以降も引き続き、営業強化と組織編成を進めて対応を図る。西口社長は、「まずは10月までが勝負とみている。大変な目標設定だが、やる価値は大いにある。私自身も社員と同じ気持ちで、全力で取り組んでいく」と強調した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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