ナリス化粧品/男性育休取得率27%に/取得者全員が「1カ月以上」(2022年6月23日号)

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 化粧品訪販のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)はこのほど、同社内の21年4月~22年3月の1年間の男性の育休取得率が27.3%となったと発表した。男性育休取得者の全員が、1カ月以上の長期取得をしたとしている。同社では、男性育休取得に対する前向きな空気感が生まれているという。
 厚生労働省によると、日本の男性の育休取得率は、20年に12.7%となったという。一方で、取得期間は「5日未満」が全体の36.3%を占めていることから、長期間の取得の実現は十分でないという状況のようだ。
 ナリス化粧品では、男性が複数回育休を取得する事例も増えているという。男女にかかわらず、育休取得後に昇進する事例も増えているという。
 21年12月末から1カ月間育休を取得した、ナリス化粧品OEM事業部新規開発部の野村周平課長は、「営業職として取引先を担当している。3人しかいないチームなので、メンバーに負担は大きかったと思うが、理解とフォローがあったことで、かけがえのない時間を過ごすことができた」とコメントしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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