ストリーム 22年2―4月期/EC事業10.9%増収/スマホ・理美容家電が好調(2022年6月16日号)

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 家電ECサイト「ecカレント」を運営するストリームの22年2―4月期(第1四半期)におけるEC売上高は、前年同期比10.9%増の79億3900万円だった。スマートフォン(スマホ)や理美容家電、冷蔵庫・洗濯機などの白物家電の販売好調により2桁増収を継続した。
 SIMフリーのスマホ、高機能のヘアドライヤーの売り上げが特に伸びた。「SIMフリーのスマホの販売は前期第4四半期から好調だ。足元では人気機種の在庫確保に努めている」(広報)と言う。
 EC事業の営業利益は、同36.4%減の2億8900万円だった。検索連動型広告の強化、外部モールでの売り上げ拡大による手数料の増加、価格競争に伴う粗利益の低下などを減益の要因としている。「巣ごもり需要は一巡したものの、販促施策の積極的な実施もあり各販売チャネルで販売規模の底上げが図れている」(同)と手応えを示す。
 3PL事業や子会社のビューティー&ヘルスケア事業を含んだ連結売上高は、同9.0%増の82億1100万円だった。営業利益は同55.7%減の1億5900万円、経常利益は同55.8%減の1億6000万円、四半期純利益は同60.5%減の1億1900万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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