ショクブン/サンクックと特約店契約/静岡西部約57万世帯の確保へ(2022年5月26日号)

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 ショクブンは5月10日、静岡県内で食品宅配を手掛けるサンクック(本社静岡県、吉田彰社長)と、特約店契約を締結し、ショクブンのメニュー・食材の販売を始めると発表した。ショクブンは新たな商圏として約57万世帯の確保を狙う。
 サンクックは今夏をめどに、従来の夕食材料商品「にこにこキッチン」をショクブンの「ハピ食」に切り替え、ショクブンの製造工場からサンクックへ配送する。デジタルマーケティング手法の共有など、戦略面でも関係を強化する。
 ショクブンは東海・関西地区、サンクックは浜松市を中心に静岡県西部にて、それぞれ夕食材料(ミールキット)の販売・宅配を主要な事業としてサービス展開している。食材宅配サービスは、コロナ禍による巣ごもり需要の増加と、その後の生活スタイルの多様化に伴い市場規模拡大が見込まれる一方、フードデリバリーサービスの急拡大をはじめ、多様な業態からの新規参入が相次いでいる。
 こうした状況の中、両社は業容の拡大とサービスレベル向上のため、浜松市を中心とした静岡県西部地域でのショクブンメニュー・食材の提供を目的として特約店契約を締結した。静岡県内でのショクブンメニューの販売は初の試み。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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