〈NB各社〉 育成トレーニングを強化/ビジネス会員増で基盤強固へ (2022年4月21日号)

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ペレ・グレイスでは初心者でもビジネスを進められるように、すごろく形式で楽しめる「ロードマップ」を作成

 緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの規制緩和に合わせ、ネットワークビジネス(NB)業界では、組織の再拡大に向けてビジネストレーニングに力を注ぐ企業が増えてきた。副業への関心が高まっている状況に加え、コロナ禍をきっかけに消費者の健康志向がさらに高まり、オンラインやSNSを積極的に活用している各社の業績が好調だ。ニナファームジャポン(本社東京都)は、21年から「ワンチームプロジェクト」を展開し、コンプライアンスを含めたピンレベル別のトレーニングを強化。ペレ・グレイス(本社東京都)も、会員のレベルに応じたトレーニングを強化しているほか、初心者でもビジネスを進められるツールを作成して成長とリクルート支援につなげる。愛用者中心の組織を打開するため、Eアファン(本社愛知県)とアージュセルビス(本社大阪府)なども、トレーニングに本腰を入れてビジネス会員の育成に力を注ぐ。アフターコロナを見据え、組織を強固にしてさらなる成長を目指す考えだ。

■コロナ禍でリクルートが二極化

 コロナ禍でビジネス活動のオンライン化が進んだことに伴い、従来の対面(リアル)と組み合わせたリクルートが順調に進んだNB企業が増えた。その一方で、製品愛用者が多いシニア会員がボリュームゾーンの企業は、オンライン化に対応できず、リクルートの停滞が課題になっており、業界では二極化が進んでいるといえそうだ。いずれの企業でも、コロナ禍に伴う行動規制が解除されたことに伴い、リクルートに本腰を入れることでさらなる成長を遂げようと試みている。
 ニナファームジャポンは、22年3月期の売上高が100億円に到達し、コロナ禍においても好調ぶりが目立つ。26年3月期(25年度)を最終年度とする5カ年計画では、売上高200億円を計画。「きちんと体系立てて組織づくりをしていかないと、100億円の後の成長が見込めない。当社にとって100億円はあくまで通過点」(同社)とする。21年からグループの垣根を超えたプロジェクト「ワンチームプロジェクト」を実施して取り組みを強化する。
 その一環として実施しているのが、組織ができ始めたタイトルのさらなる育成を目的とした「ラピス・サファイアトレーニング」。NBや製品に対する正しい理解と知識、コンプライアンスの徹底を理解してもらうため、定期的に開催している。安定した成長に、新規会員の獲得は欠かせないため、「適正な新規会員×適正な顧客単価」に照準を定めてさらなる成長を狙う。
 22年1月からは、会社と会員が新規会員向けに行う「共催新規説明会」を始めた。経営幹部が参加して、ニナファームジャポンの方向性と理念を伝えるもので、月2回のペースで開催している。事業と製品、その会員の魅力をきちんと相手に伝えることの重要性を説いているという。今後は、トレーニングの延長としてコンプライアンスが担保された「認定スピーカー制度」も導入し、さらなる成長の基盤作りを進め、全国各地で接点を作る計画だ。

(続きは、「日本流通産業新聞」4月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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