ファーマフーズ 21年8月―22年1月期/売上高41.3%増に/好調な通販事業が業績けん引 (2022年3月31日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ファーマフーズの21年8月―22年1月期(中間期)の連結業績における売上高は、前年同期比41.3%増の288億2100万円になった。前年同期は8100万円の赤字だった営業利益は、20億3200万円の黒字に転じた。好調な通販事業が全社業績をけん引した。
 前年同期に4900万円の赤字だった経常利益は21億500万円の黒字に、同じく4億4600万円の赤字だった四半期純利益は15億6100万円の黒字に、それぞれなった。
 セグメント別では、通販事業を中心とした「BtoC事業」の売上高が前年同期比33.1%増の251億5900万円となった。前年同期は2億3500万円の赤字だったセグメント利益は、20億7000万円の黒字に転じた。「BtoC事業」が全社業績をけん引した形だ。
 同中間期中の同セグメントの広告宣伝費は前年同期比18.3%増の131億5700万円だった。22年1月末時点の同社グループの定期顧客件数は83万4139件となった。
 主力の「ニューモ育毛剤」の売上高は149億1300万円、同商品の定期顧客件数は52万958件だった。同社では同商品顧客へのクロスセルに注力しており、サプリメントの売上高は15億8000万円となった。
 まつ毛美容液「まつ毛デラックス WMOA」の広告宣伝にも注力。同商品の売上高は9億9200万円となった。
 膝関節サプリ「タマゴサミン」の売上高は13億4800万円だった。化粧品の販売では、「ヘアボーテ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の販売に注力。売上高は18億4200万円となった。
 21年9月公表の中間期予想では、売上高278億5000万円、営業利益11億800万円などとしていたが、大幅に上回る結果となっている。同社では業績好調の要因として(1)まつ毛美容液や、ロート製薬との提携により今期発売したアイケアサプリメントの好調(2)明治薬品が新たに開始した通販事業の売上高の増加(3)商品ラインアップが増えたことによる、広告投資の効率の改善─を挙げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ