リベラルソリューション/塗装事業が好調に推移/売り上げは初年度5億円 (2022年1月13日号)

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 太陽光発電や蓄電池のテレアポ訪販を手掛けるリベラルソリューション(本社東京都、下田穣社長)が21年9月に、川崎市にオープンさせた、屋根や外壁塗装の専門店「リベラルペイント」の稼働が好調だ。当初計画していた売上高を大きく上回る勢いで、年間売上高は5億円になる見通しだとしている。
 リベラルペイントは、同社の主力事業である省エネ商材の販売から派生した。省エネ商材を販売していく中で、一定の顧客から塗装工事の依頼を受けていたという。依頼が多くなっただけでなく、会社として新たな収益源を模索していたこともあり、事業化に踏み切った。
 店舗の内装にもこだわり、デザインに加え、打ち合わせしやすい設計に仕上げている。子どもがいる家族を考慮し、キッズペースを完備するなど、顧客に配慮した設計で仕上げている。
 「リベラルペイント」の店長であり、第1号店を任された前田智史氏は「オープン時の様子や営業的な感覚も含めて良い感触を得ている」と話している。オープン前には、チラシ配布やウェブ集客などを実施。これらの反響もあって出足は好調だったという。
 営業面においては、チラシやウェブ集客、飛び込みと三つの手法で展開する。主力の省エネ商材の販売方法とは異なる反応があり、「しっかりと顧客に向き合い、顧客が望んでいることを引き出す必要がある」(前田店長)とし、「当社の理念は顧客に喜んでもらうことが根底にある。この理念は何を売ろうが変わらない。地域密着だからこそ、地域に根付く店舗作りや接客が必要」(同)と強調する。ウェブ集客においては、SEOも意識して、サイト内のブログ記事を定期的に更新するなどの対応も行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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