楽天／ＥＣ流通が５兆円突破／「楽天経済圏」効果を発揮 （2022年1月13日号）

　楽天グループ（楽天）は１月４日、２１年１２月期の国内ＥＣ流通総額が５兆円を突破したと発表した。モバイルやフィンテックなど、グループサービスとのシナジーを創出する「楽天経済圏」の効果が顕著になったためだという。
　国内ＥＣ流通総額は「楽天市場」のほか、トラベルやブックス、ゴルフ、チケット、ファッション、楽天２４、ラクマ、などの流通額の合計値。
　「楽天市場」は新規購入者に加え、１年以上購入がなかったユーザーによる購入者数（復活購入者）が拡大している。さらに、スーパーポイントアッププログラム（ＳＰＵ）などにより、クロスユース（併用）率も伸びている。
　楽天は３０年までに国内ＥＣ流通総額１０兆円を目指している。「楽天経済圏」のさらなる拡大に加え、日本郵便と共同で行う物流サービスの拡充を進め、成長を加速したい考えだ。