2019年EC市場展望
- 2019/01/11
- 日本ネット経済新聞
- 2019年EC市場展望
ECモールの動向と対応

大都
DIY用品のECサイトを運営する大都(本社大阪府)の山田岳人社長は、19年のEC市場について、大手ECモールを中心に、小売り業態のEC店舗の淘汰と、メーカーによるD2Cモデルの展開が進むと話している。
メーカーがECサイトで直接顧客に商品を販売する、「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」の時代が訪れている。一方で、メーカー直販が進めば小売りのEC店舗が淘汰されていくだろう。メーカーも小売りも、一つの「ブランド」としていかに消費者に訴えかけていくか、ということが今後は問題になっていくのではないか。
消費者は現在、ECを利用するとき、一定の決まった「経済圏」で購買活動を行う傾向が強くなっている。より多くの消費者を取り込むために販路を広げる必要性がある。当社では、今年1月にKDDIが運営するECモール「Wowma!(ワウマ)」に初めて出店する。au WALLETを利用する固有の消費者層、いわば「au経済圏」があると見込んでの展開だ。
現在、政府がSNSやECモールを運営する「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業に、公平性や透明性を保つための規制を検討しているが、Amazonが聞き取り調査への参加を拒否するなど、先行きは不透明だ。政府がどのような形でプラットフォーマーを規制し、自社にどんな影響があるのかをつぶさに把握する必要がある。
18年は大手小売りEC店舗が廃業する事件もあった。19年は、小売りのEC店舗にとって、明暗の分かれる年となるだろう。自社ECにしろ、モール出店にしろ、独自路線を打ち立て、モノだけでなく「価値観」を売ることで顧客を囲い込むことが必要だ。
ECはもはや、テクニカルな工夫だけでは生き残れない。顧客との関係性を重視した「売り方」が必要な時代となってきている。
小回りの利く中小企業の方が、ある意味では有利と言えるかもしれない。
- 2019年のEC市場展望
- List
現実味増す、AI活用

一般社団法人 日本イーコマース学会

協和

トランスコスモス

りらいあデジタル

空色
業務自動化・効率化

AIGATE

一般社団法人 ジャパンEコマースコンサルタント協会
興隆続く越境EC

スターフィールド

ECMSジャパン

ペンシル

東海大学

天真堂
広がるキャッシュレス決済

SBペイメントサービス

ビジョナリーホールディングス
ECモールの動向と対応

いつも.

さくら

アグザルファ

日本ECサービス
リピートECのマーケティング

ビーボ

売れるネット広告社
消費増税の影響はいかに

いろは
自動化進む次世代物流

ダイワロジテック
どうなる、ライブコマース

Candee
