ヤマトHD/夜間配達に1万人確保/新たなラストワンマイル構築

 ヤマトホールディングス(HD)は9月28日、新たなラストワンマイルの配達手段を取り入れることを明らかにした。投函商品や夜間の宅配便の配達に特化したドライバーを、今後3年間で1万人強確保する。EC利用者からニーズが高い夜間配達サービスに対応しながら、既存のドライバーによる業務負担を軽減。労働時間の短縮を中心とした「働き方改革」につなげていく。

 配達特化型ドライバーが担うのは、(1)夜間配達の「宅急便」(2)「ネコポス」など捺印のいらない投函商品(3)宅配ロッカーやコンビニエンスストアで受け取る人向けの荷物ーーーを計画している。
 「宅急便」の荷物を配達するセールスドライバー(SD)は、配達業務以外に荷物の集荷や荷主との交渉を担当している。新たに構築する配達特化型ドライバーは、夜間配達の時間帯にSDから業務を引き継ぎ、「2交代のような形を取ることで、働き方改革と適正な利益を生み出せる仕組みを構築する」(ヤマトHD・山内雅喜社長)と説明する。
 配達特化型ドライバーの雇用は1日7時間勤務の契約社員を想定している。主な採用対象となるのは、ヤマトのパートナーとして外部で荷物の配達を請け負っている1万人弱のドライバーと、時短契約で勤務している1万2000人のドライバーを中心に募集する。
 このほか、法人顧客プライシングシステムを導入して、契約運賃決定プロセスを標準化する。従来の出荷量だけでなく、行き先、サイズ、集荷方法、不在率、さらに燃料費や時給単価といった経済指標的なものも組み込んだ運賃決定システムを確立する。

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