BASE 20年12月期/上場後初の黒字決算/純利益は5.8億円

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 BASEの20年12月期の連結業績は、当期純利益が5億8400万円(前期は4億5900万円の損失)だった。上場後、黒字決算は初めて。ECプラットフォームを展開するBASE事業の売上高が、ネットショップ開設の需要増と消費者のEC利用が拡大して増益につながった。
 連結売上高は同115.3%増の82億8800万円だった。このうちBASE事業が同128.9%増の73億2100万円、決済事業は同45.9%増の9億3900万円だった。
 BASE事業では、テレビCMやウェブプロモーションを積極的に展開。「20年は新型コロナの影響で、BASE事業は2倍を超える成長となり、EC移行に対して力強くプロダクトを提供できた」(鶴岡裕太CEO)と話す。
 営業利益は8億300万円(前年同期は4億4100万円の損失)、経常利益7億4700万円(同4億5500万円の損失)にそれぞれ黒字転換した。
 21年もBASE事業の成長に力を入れる方針。中長期の利益成長を目指すための先行投資を継続するという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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