和室のリフォーム工事や、ふすまの販売などを行うECサイト「和室リフォーム本舗」を運営する谷元フスマ公飾(本社大阪府、谷元亨社長)は、19年3月期のEC売上高が前期比15.0%増の6500万円だったことを明らかにした。
同社の本業は、ドアやふすまをメインに製造・販売するメーカー。ECサイトの運営は、09年に開始した。
19年3月期の増収の要因について、同社では「ふすまのリフォームを動画で訴求したこと」を挙げている。同社は18年6月5日、ふすまのリフォームに対する、消費者の理解や認知向上を図るため、「ふすまのリフォーム動画」を制作した。サイトに掲載しているのは、2分程度の説明動画。この動画の再生回数は、4月末時点で5500回超となっている。「以前は、ふすまのリフォームの写真やビフォーアフターの写真をたくさん掲載していたが、動画の活用を始めてから、ふすまのリフォームへの認知や理解をより得やすくなった」(谷元社長)と話す。
ふすまリフォーム関連のワードでの検索順位を上げるため、SEO対策も常時行っている。リスティング広告の出稿も強化しているという。
ふすまリフォームのECでは、40代から問い合わせを受けていることが多いという。最初は興味本位で1~2枚を注文。その後、違う部屋のふすまについても交換を依頼し、リピーターになるケースが多いのだという。1回の注文単価は3万円程度だとしている。
谷元フスマ公飾 19年3月期/EC売上高15%増/リフォーム動画を訴求
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。