ティーライフ 18年8月―19年1月期/売上高19.4%増/EC企業買収や卸売好調が寄与

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 ティーライフの18年8月―19年1月期(中間期)売上高は、前年同期比19.4%増の45億500万円になった。18年8月にLifeit(ライフイット)を買収したり、卸売り事業が好調に推移したことが増収に寄与した。通販を主体とした小売り事業は、台湾での新規顧客獲得のための先行投資がかさみ、減益となった。
 小売り事業の売上高は、同13.0%増の30億4100万円だった。健康茶などの主力商品に加え、新たに投入した化粧品や医薬品の顧客獲得を進め、増収につなげた。セグメント利益は3400万円の損失(前年同期は8400万円)だった。海外事業の先行投資が収益を悪化させた。
 卸売り事業の売上高は、同30.3%増の13億6500万円、セグメント利益は同237.4%増の1億2900万円だった。主力となる北欧寝具ブランド「Danfill(ダンフィル)」や、高麗人参エキスを配合したサプリメントなどをテレビショッピングで積極展開。衣類やキャラクター雑貨に加え、ギフトセットなどのOEM商品の拡販を進めたことも増収に寄与した。
 物流業務の受託などを行うプロパティ事業の売上高は同185.5%増の9800万円、セグメント利益は同178.3%増の8400万円だった。
 19年7月期の連結業績は、売上高が前期比17.6%増の85億7100万円、当期純利益は同39.1%減の2億5700万円を予想している。

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