【倉庫探訪】 〈食文化〉/豊洲市場に新物流拠点 繁忙期は1日7000件の発送も対応

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食文化の拠点がある豊洲市場の青果棟

 高級フルーツやカニといった食品のECを運営する食文化(本社東京都、萩原章史社長)はこのほど、10月11日に開業する豊洲市場に新たな物流拠点を設けた。開業に伴い、前日午後9時までの注文について、当日朝入荷した新鮮な商品を16時までに配送するサービスも開始する。繁忙期となる年末は1日7000件の発送にも対応できるようにするという。
 豊洲市場の新物流拠点は、青果物市場の3階に開設した。倉庫の広さは約330平方メートル。通販をメインに展開する企業の拠点としては、豊洲市場の中で最大だという。
 拠点では、食文化が運営するECサイト「築地市場ドットコム」などで掲載する商品の管理・発送を行う。同社が提携しているローソンやヨドバシカメラのECサイトに掲載される生鮮食品も扱う。
 これまで同社が商品を扱っていた築地の拠点には、トラックが直接入場することができず、商品の入荷・出荷に手間がかかっていた。豊洲市場の倉庫には、トラックが直接横づけして、入荷・出荷の作業を行うことが可能。倉庫には出入荷用の扉が複数設けられているため、販路別に商品を管理することもできるようになる。
 同社では、地方の食品EC企業の物流を支援する事業も行っている。18年初からは、カニの通販の小樽きたいち(本社北海道)と提携。小樽きたいちが販売する食品の在庫を、食文化が東京近郊で保管。関東近郊の顧客から注文があれば、食文化の倉庫から発送するという取り組みを行ってきた。18年3月には1カ月間で、小樽きたいちの1000件の注文に対応したという。
 食文化では、豊洲市場の拠点を活用し、こうした地方の食品企業の物流支援もさらに積極化するとしている。

豊洲の拠点にはトラックを横付けできる

拠点は約300㎡の広さ

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