アイスタイル/海外事業の出足好調/半期で年間予想を上回る

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アイスタイルの海外販売事業が好調に推移している。前期(15年6月期)の後半から海外向け化粧品販売を開始し、15年7―12月期(中間期)の海外向けECと卸の売上高が11億6800万円となった。期初予想では通期売り上げが7億5000万円と見込んでいたため、予想を大きく上回る結果となり、16年6月期の売り上げ予想を20億円に修正した。
 15年3月に中国のECモール「天猫国際」に出店し、海外向け販売を開始した。11月11日の中国の「独身の日」では1日に1億4000万円を売り上げた。「独身の日」に購入したユーザーのリピート利用も進んでおり、現在も予想以上の売り上げで推移している。
 中国人と日本人は肌の質が似ていることから、化粧品・美容のポータルサイト「@cosme(アットコスメ)」の口コミに対する信頼度も高いという。
 海外で「アットコスメ」の認知度をさらに高めていくため、15年10月に中国、台湾、韓国、米国向け「アットコスメ」のサイトを開設。同月にフィリピンでは日本商品を販売する実店舗「クールジャパンショップ」への化粧品卸事業も開始した。
 海外事業の好調を受け、16年12月期連結業績予想を上方修正した。売上高は期初予想を19億7500万円上回る134億7500万円(前期比39・4%増)、営業利益は3億7000万円上回る15億2000万円(同138・6%増)、経常利益は3億4700万円上回る14億8500万円(同129・5%増)、当期純利益は2億6600万円上回る11億2000億円(同220・0%増)を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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