【対面販売企業のDX戦略】 白寿生科学研究所〈「顔認証」で来店動態を把握〉/顧客一人一人の/来店状況を可視化

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体験会場への顔認証システムの導入を進めている

 白寿生科学研究所(本社東京都、原浩之社長)は7月から、電位治療器の体験会場への、顔認証システムの導入を進めている。顧客の来店状況を把握するのが目的。顔認証システムで得たデータを、購買状況とひも付ける取り組みも行っている。DX化を進め、体験会場の店舗スタッフの業務を効率化するのが目的だ。システムが蓄積したデータを、電位治療器や健康食品の販売戦略の立案に役立てることも目的の一つだとしている。
 白寿生科学研究所が導入を進めているのは、顔認証システム「NAIROBI(ナイロビ)」。電位治療器「ヘルストロン」の体験会場「ハクジュプラザ」の入り口に設置し、来店する顧客の顔認証を行っている。認証を経て来店した顧客には、会員コードなどのパーソナライズ化された情報が記されたレシートを渡しているという。
 ハクジュプラザでは従来、接客スタッフが紙で来店者の状況を記録・集計し、顧客の来店状況を本社に報告していた。ハクジュプラザには、毎日来店する顧客もいれば、不定期に来店する顧客もいる。過去に「ヘルストロン」を購入したことがある顧客もいれば、健康食品だけ購入したことのある顧客もいる。そうした顧客一人一人の状況の把握においても、各店舗のスタッフの記憶に頼っていた部分が大きかったという。スタッフの負担が大きく、蓄積される情報の正確性にも課題があったのだとしている。
 顔認証システムの導入により、顧客一人一人の来店状況をスタッフが記憶する必要がなくなったという。システムで来店状況や購買状況を記録しているため、顧客は手ぶらで来店することができるようなったとしている。
 20年3月に、石川・金沢の「ハクジュプラザ 鳴和店」で導入を開始した。21年7月に、石川・白山の「イオンモール白山店」、8月に神奈川・茅ヶ崎「イオンスタイル湘南茅ヶ崎店」に導入したという。いずれも、1日あたりの来店者数が300人を超える店舗だという。
 顔認証システムの導入については、21年7月に本社内に新設した、「総合企画部DX推進グループ」が主導して行っているとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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