【フランスベッド販売 木谷 一彦 代表取締役社長】7月に社長就任/販売拠点の役割広げる

木谷 一彦 代表取締役社長

 フランスベッド販売は7月、役員人事を行い、代表取締役社長に木谷一彦取締役が就任した。同社の戸別訪販事業は横ばいが続いている。一方で、催事販売の運営やネット通販にも乗り出すなど、メーカーであるフランスベッドの販売子会社としての同社の役割は多様化している。変わりゆく顧客のニーズに対して、同社は、全国の販売網をどのように活用していくのか、木谷新社長に今後の戦略について聞いた。

 ーーー社長交代の経緯を教えてほしい。

 社長交代の経緯の前に、現在のフランスベッド販売の成り立ちについて説明したい。訪販会社のフランスベッド販売と、百貨店内の店舗運営を行う、フランスベッドの子会社、家具店の設計を行う、フランスベッドの子会社が、6年前に合併してできたのが現在のフランスベッド販売だ。フランスベッドの子会社3社の合併に伴い、池田一実前社長がフランスベッド販売のトップに就任した経緯がある。
 前社長は7月から、フランスベッド本体で常務取締役に就任した。フランスベッド販売の社長として、一定の道筋を付けたということで、引継ぎのバトンを渡したかたちだ。ご本人も「6年間、成長させていただいた」と言葉を残していかれた。

 ーーー6年間の売り上げ推移は。

 全体の売り上げ規模は横ばいだ。百貨店の売り上げの割合はかつて全体の50%ほどあったが、今はもう4分の1程度に縮小させている。訪販営業部については、戸別訪販こそ横ばいだが、催事の売り上げが伸びており、全社売り上げを下支えしている。
 戸別訪販事業については、前々社長が完全コミッション制に変えたこともあり、事業としては赤字にならないぐらいの利益が出ている。出勤の義務もなくなったため、支店に販売員が集まって朝礼をして、宝石や布団を売りに行くというスタイルは減っている。

 ーーー販売員の人数は。

 毎月ある程度の売り上げがある販売員は約200人だ。7月初めに毎年、優秀成績者のコンクールを行っているが、一番お若い方で64歳、一番ご高齢の方が81歳だった。こういった方々がばりばりと売り上げを挙げられている。私も20代後半ぐらいの頃、羽毛布団を持って販売応援に同行したものだったが、当時の人がまだ元気に働かれている。

 ーーー顧客も高齢化しているのか。

 顧客も一緒に高齢化している。販売員全員が女性であるため、宝石や衣類などの美装品が戸別訪販の売り上げの50%を占めているが、高齢化に伴い、健康敷布団などの健康商品の売れ行きが伸びてきている。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月27日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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