RIZAPグループ/ヤマノのスポーツ事業買収/機能性ウエアなどの販売強化

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 RIZAPグループは3月15日、ヤマノホールディングス(HD)のスポーツ用品店などを展開するスポーツ事業を買収すると発表した。今回の買収で機能性ウエアやスポーツアパレルなどの販売を強化したい考えだ。
 ヤマノHDはスポーツ用品店を16店舗展開している。RIZAPは同事業を買収し、5店舗に関しては土地・建物も買い取る。買収価額は15億円の見込み。
 RIZAPは近年、フィットネスジムの利用者向けのアパレルブランドを立ち上げたり、カジュアル衣料チェーンのジーンズメイトを買収していた。スポーツに特化した販売店を傘下に収め、販売力を高める。
 ヤマノHDは呉服や毛皮の販売は好調に推移しているが、スポーツ事業は減収傾向にあった。美容と和装を中心とした主力事業に資源を集中するため、スポーツ事業の売却を決めた。
 同事業の16年3月期におけるセグメント利益は1億6800万円の赤字だった。主力商品であるウィンター関連用品やスポーツウエアの販売不振が続いていたという。
 ヤマノHDの臨時株主総会で事業譲渡の承認を受けた後、RIZAPが5月23日に同事業を買収する予定だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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