J.フロントリテイリング/千趣会に通販事業譲渡/自力での経営再建を断念

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 J.フロントリテイリング(J.フロント)は12月27日、通販子会社JFRオンライン(本社大阪府、林研一社長)の全事業を千趣会に譲渡すると発表した。J.フロントは自力でのJFRオンラインの経営再建を断念した。千趣会は新設する子会社でJFRオンラインの事業を引き継ぎ、JFRオンラインが保有しているシニア顧客向けに通販事業を展開する。事業譲渡日は3月1日の予定。
 JFRオンラインの16年2月期における売上高は前期比21.0%減の116億2300万円、当期純利益は6億9000万円の赤字(前期は1億5400万円の赤字)だった。3期連続で減収となり、赤字幅も広がっていた。
 J.フロントは15年4月、千趣会と資本業務提携を締結。千趣会が持つカタログ通販のノウハウを生かし、JFRオンラインの立て直しに着手していた。千趣会から4人の社員が出向し経営再建を図っていたが、思うような成果を出せずにいた。

(続きは、「日本流通産業新聞」1月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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