サニーヘルス/「新規事業に挑戦」/西村正弘新社長が抱負

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就任披露パーティーで抱負を語る西村正史

就任披露パーティーで抱負を語る西村正史

 ダイエット食品の通販事業などを手掛けるサニーヘルス(本社長野県、西村正弘社長)は7月15日、都内のホテルで西村社長の就任披露パーティーを開催した。西村氏は今年5月1日付で代表権のある社長に就任。創業者で前社長の西村峯満氏は同日付で会長に就任した。西村社長はあいさつで、「さまざまな新規事業に挑戦する」との抱負を明らかにした。


 あいさつした西村社長はまず、西村前社長の功績を紹介。同社の創業から、ヒット商品「マイクロダイエット」の成功、ここ数年で約200億円を投資した太陽光発電事業などについて触れた。
 そして、(1)絶対に成功させるという執念(2)最後まで諦めない精神力(3)ビジネスチャンスを逃さないスピーディーな経営判断ーーを前社長から継承すると述べた。
 さらに、売電価格が最も高い時期に参入した太陽光発電によって得られる収入を背景に、さまざまな事業に挑戦することを明らかにした。
 本業であるダイエット・健康に関する事業については、「今までの商品・サービス・ビジネスモデルを大きく転換し、業界の常識に捉われないサニーヘルス独自のやり方でチャレンジする」(西村社長)と語った。さらに、健康や美容のテーマを中心に「まだ世の中に存在していない革新的な商品やサービスについても事業化を行っている」(同)ことを表明した。
 新規事業の一つはネイルアートビジネス。現在開発中の特殊な技術を使ってネイルチップを装着すると、電子的な反応によってネイルデザインを瞬間的に変えることが可能になるという。
 このほか、痛みを伴わない血糖値測定システムへの取り組みを行っている。米国のベンチャー企業による技術で、肌にシールを貼る感覚で血糖値の測定が可能になる。計測した血糖値はスマホと連動、血糖値を24時間モニタリングできるという。現在、米国のベンチャー企業と資本提携を進めており、日本での販売権について交渉している。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月21日で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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