【BENLYMANのこれだけは知っておきたい!越境EC】第1回越境ECの現状と課題/越境EC参入には3つの大きな壁がある

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多くの国内メーカーや小売企業が海外ECモールに出店しています。海外ユーザーからは、国内ECサイトの閲覧や購入に関する問い合わせが急増しています。海外ユーザーは日本の商品に強い興味を持っており、人気商品はもとより、話題の商品も積極的に検索しています。国内のEC事業者が海外に商品を売るためには、規模を問わず越境ECへの理解を深め、対応していく必要があります。では、世界の越境EC事情はどのようになっているのでしょうか。
 経産省は15年5月に公表した資料で、世界の越境EC市場規模が13年の約3兆円から、20年には5・2倍の約16兆円に拡大すると予測しています。14年における、米国の対日越境EC市場は、前年比12・6%増の4868億円に、同年における、中国の対日越境EC市場は、同55・4%増の6064億円に拡大しています。日本はECユーザーの10人に1人が越境ECを利用しているといわれています。中国では約4億4000万人が越境ECを経験しており、越境ECが既に生活の一部になりつつあります。
 また海外ECサイトを利用する際のスマホ利用比率は世界全体で46%、韓国やアメリカでは約50%、一番利用率の高い中国では約80%となっており、スマホが越境ECの主流デバイスになってきています。

(続きは日本ネット経済新聞3月3日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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