【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載41 商品の魅力を最大限に伝える撮影のススメ

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長山衛氏

長山衛氏

商品ごとに変える写真補正

 年末商戦はいかがでしょうか。消費者は購買意欲に満ちあふれ、年末年始の買い物に余念がありません。買う気のある消費者が多く訪れるこの時期、モール内または検索エンジンから商品を検索した際、消費者は購入したい商品イメージに沿った画像に目が留まります。
 では、消費者が興味を持ち、クリックしたくなる画像とは一体どんな画像でしょうか?
 例えば洋服。寒い時期によく動く「白いコート」を検索した結果、並んでいる商品画像によっては黄ばんで見えたり、暗く青みがかって見えることがあります。
 いくらクリックを促す効果のある「人物が商品を着用した状態」で掲載したり、デザインが優れていたとしても、白いコートが欲しい消費者には白色と認識されず視線は別の商品に移るでしょう。
 食品に関しても同様のことが言えます。食欲を増進するのは主に暖色で特に赤みが強いと効果的ですが、例えば黄色みが強いとチープに見えたり、青みがかると途端に食欲は減退します。
 販売する商品を「本来の色」により近い状態で消費者に伝えること。これが消費者との食い違いをなくす最大のポイントです。
 画像の暗化や色かぶりは室内で撮影を行った場合に多く、そのほとんどが光の量が原因です。特に白色の商品はこういった状態に陥りやすく難易度が高いです。
 EC店舗運営者は1人で撮影から商品画像制作までこなさなければならないことも多く、そのほとんどがデジカメを使用し簡易的な場所で撮影を行っているのが現状ですが、デジカメでも十分に対応可能な撮影方法を伝えます。

(続きは日本ネット経済新聞 12月24日・31日の合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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