富澤商店/クオカ買収でEC強化/来期EC売上高30億円見込む

 菓子製材の販売を行う富澤商店(本社東京都、富澤淳社長)はこのほど、同じ菓子製材の販売を行うクオカプランニング(クオカ、本社徳島県、岩間建作社長)を買収した。クオカのEC、実店舗での販売、クッキングスタジオ運営などの事業が、9月1日付で富澤商店に譲渡された。富澤商店は、クオカの買収により、18年8月期のEC売上高を30億円にまで引き上げるとしている。
 買収の理由として、「クオカの、実店舗での実演販売を行う『提案力』や、ほぼ日とコラボした商品を発売するといった『企画力』に魅力を感じたからだ」(富澤淳社長)としている。
 事業の譲渡後も、クオカブランドを残したまま、ECでの展開や、店舗での販売を行っていく。商品の在庫管理や物流に関しては、神奈川県相模原市に所在する、富澤商店の物流センターで一元管理する体制を構築する予定だという。
 富澤社長は「当社の『TOMIZ(トミズ)』ブランドの顧客層と、クオカブランドの顧客層は共通している部分が多い。当面はクオカブランドを残してうまく運営していくが、ゆくゆくはブランドを統一させたい」と話している。
 富澤商店では従来、家庭でお菓子作りをする女性をターゲットに、小麦粉やミックス粉などの菓子製材の実店舗販売などを行っていた。15年にECを主体とした事業に方針を転換。自社サイトでの販売に加えて、楽天市場やヤフーショッピングにも出店するなど、EC事業の強化に取り組んできた。
 富澤商店は17年7月に、アスクルが運営する「LOHACO(ロハコ)」に出品した。富澤商店は、17年8月期のEC売上高を15億円の着地と予想している。

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