亀田製菓/ネット商品の開発を強化/女性向けロハコ専用商品発売

 菓子製造の亀田製菓が、ネット通販の専用商品の開発に力を入れている。販売サイトごとに差別化した商品を開発している。6月28日には、男性向けにAmazon専用商品として「柿の種」を発売。9月5日には、日用品ECサイト「ロハコ」限定で、20~30代の女性向け商品の販売を開始した。
 同社では13年に、主力商品の「柿の種」の柿の種とピーナッツの比率について、ネットでアンケートを実施。その結果、女性が、柿の種が多く入っているのを好むのに対して、男性はピーナッツの量が多い方を好むという結果が得られたという。同社では、販売チャネルによって利用者が異なるECの特徴を分析。チャネルごとにコンセプトの異なる商品開発を行うことにしたという。
 Amazon専用の「柿の種」では、内包されている柿の種とピーナッツの割合が3:7にした。通常スーパーなどで販売されている「柿の種」の割合は、6:4の割合となっているが、男性の利用者が6割を占めるAmazonでは、ニーズ分析の結果を踏まえ、ピーナッツの比率を高めた。同社では、販売個数は公表していないが、「当初の想定を大きく超える販売数となった」(岡村利康事業開発部長)としている。
 9月5日に発売した「ロハコ」専用商品は、「ロハコ」の利用者の多い20~30代の女性をターゲットにしている。〝暮らしに寄り添う〟をコンセプトにおしゃれなパッケージを目指したという。中身の柿の種とナッツも、「ロハコ」限定のオリジナルのものを採用。味も「トリュフショコラ&カシューナッツ」など、女性の需要を踏まえた内容にした。
 同社は17年6月に、商品開発部と、ECを運営する部署を統合した。チャネルごとの商品開発と自社ECの強化を行いながら、ネットでの売り上げ比率を現在の1%未満から、2~3%まで引き上げたい考えだ。

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