健食EC業界/キュレーション問題が直撃/アフィリエイトにも厳しい視線

 ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営していた健康・医療情報メディア「WELQ(ウェルク)」の掲載記事に無断転用や内容の誤りがあったことに端を発した「キュレーション問題」が、健康食品EC事業者にも影響を与えているようだ。同問題を受けて、広告媒体として機能するネットメディアが減少したり、媒体社の広告査定が厳しくなったりしている。そんな中、健食EC事業者にとっての有力な集客源である「アフィリエイト広告」にも厳しい視線が集まり始めているようだ。

 今までうまくいっていた、広告施策がDeNA問題以降通用しなくなってきている――健康食品通販や通販コンサルタントを手掛けるFor‐S(本社東京都、田中章義社長)の本多雄一コンサルタントはこう嘆く。キュレーションメディアが相次いで記事の非公開化を進めたことにより、集客に苦労する健食EC事業者が出始めているようだ。「キュレーションメディアを広告媒体として活用していた健食EC事業者は少なくない。有力な集客源が減少している状況だ」(本多氏)と言う。
「今回の件を受けて媒体社の広告査定が厳しくなっている」(同)とも指摘する。情報の正確性やコンプライアンスに対する姿勢が強化されたことにより、一部の広告について、以前のようには出稿できなくなったケースもあるようだ。「従来型の施策が使えなくなりつつあり、集客や広告施策の戦略を練り直さなければいけない状況になってきている」(同)と話す。
「ASPが自主規制を厳しくするのでは」
本多氏は、今後アフィリエイト広告にも影響が出てくると危惧する。「大前提として、アフィリエイトの現場は今までが無法地帯すぎた。医薬品医療機器等法(薬機法)に抵触しかねない内容のものが氾濫しすぎていた」(同)としている。「アフィリエイトが抱える課題と、件のキュレーション問題の本質は同じではないか」(同)と言うのだ。

(続きは「日本ネット経済新聞」1月26日号で)

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