〈テコラス、サバスタを刷新 多店舗管理ツール「テンポスター」発売〉NHN PlayArt 稲積憲社長 × テコラス 中井健司専務執行役員/契約社数は初日で100社超

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NHN Play Art 稲積憲 社長

NHN Play Art 稲積憲 社長

EC支援事業やデータセンター、クラウドなどのITインフラ事業を手掛けているテコラス(本社東京都、嶋田健作社長)は2月23日、クラウド型ネットショップ一元管理システム「TEMPOSTAR(テンポスター)」を発売した。1月1日付で経営統合した旧SAVAWAY(サバウェイ)が提供してきたECシステム「サバスタ」を刷新。個別のカスタマイズにも対応可能なクラウド型のECシステムとして提供している。「テンポスター」の特徴やEC支援事業の展望について、テコラスの取締役を兼任する親会社NHNPlayArt(プレイアート)の稲積憲社長と、テコラスの中井健司専務執行役員に語ってもらった。

強固なシステムに自信

 ─「テンポスター」の特徴や、「サバスタ」との違いを教えてください。
 稲積 「テンポスター」は複数のネットショップの商品登録や在庫管理、受注処理などを一元管理できるシステムです。クラウド型サービスのため標準機能は自動的にバージョンアップする。システムの一部は企業ごとにカスタマイズが可能で、カスタマイズを行った後も標準機能のバージョンアップは継続します。
 「サバスタ」は商品管理、在庫管理、受注処理をそれぞれ個別のツールで管理していました。「テンポスター」は一つの管理画面で複数店舗のバックヤード業務を一元的に管理できるため、これまで以上に業務効率が高まるはずです。
 大量のトラフィックが集中しても安定的に稼働する強固なインフラも強みです。テコラスの親会社であるNHNプレイアートは、オンラインゲーム事業で大量のトラフィックを効率的に処理するノウハウを蓄積してきました。グループが持つインフラやエンジニアの技術力を「テンポスター」の運営にも生かしています。
 中井 「楽天スーパーセール」のような大規模なセールでトラフィックや受注処理、出荷処理などが急増しても問題なく稼働します。他社にはまねできない高い安定性を実現できたと自負しています。
 ─NHNプレイアートグループの一員であることが強みになっていると。
 稲積 そうですね。さらに付け加えると、テコラスの母体の一つである旧データホテルは、10年以上、データセンター事業やクラウド事業を手掛けてきました。豊富な経験と技術を持った旧データホテルのエンジニアがいることは心強いです。

(続きは日本ネット経済新聞 3月12日号で)

テコラス 中井健司 専務執行役員

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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