【大都 山内拓也取締役COO】DIY教室を開講する/ECのみで商売する時代は終わった

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山内拓也取締役COO

山内拓也取締役COO

DIY用品のネット通販を手掛ける大都(本社大阪府、山田岳人社長)が3月上旬、大阪市内の商業施設に店舗を開設し、DIYのスクール事業を開始する。DIYについて体系的に学べる場を提供することで、「DIYに興味はあるが、やり方が分からない」という消費者の潜在需要を掘り起こす。DIYブームをけん引してきた同社が取り組む新たな一手とは何か。スクール事業を開始する狙いやEC事業の現状、今後の事業戦略などについて山内拓也取締役COOに聞いた。

新たな市場と文化を創出

 ─新たに開始するDIYのスクール「ディーアイワイ・ファクトリー・スタディー」について教えてください。
 「DIYに関心を持ちながら実践したことがない消費者に、DIYについて体系的に学べる場を提供します。スクールはチケット制で、受講者は目的に応じて基礎コースやインテリアコースなどを選択できます。DIYの教室を運営するのは、おそらく当社が国内初でしょう。南海鉄道なんば駅に直結の商業施設『なんばパークス』に店舗を開設します。仕事帰りのOLや主婦など、女性が主なターゲットです」
 ─スクールを開始する狙いは。
 「DIYに興味を持った消費者に、DIYに取り組む『きっかけ』を提供するのが目的です。DIYに対する興味や関心は急激に高まっているのですが、DIYに興味を持っている消費者の多くは、実際にはDIYに取り組んでいません。米国の電動工具メーカーが実施したDIYに関する調査によると、日本の女性の58%がDIYに興味を持ちながら、実際にDIYに取り組んでいるのは14%にとどまっていました」
 ─スクール事業の勝算は。
 「自信はあります。当社は大阪市内と東京・二子玉川の2カ所に実店舗を構え、ほぼ毎日ワークショップを開催しています。ワークショップはすべて有料ですが、定員を超える応募をいただくことも珍しくありません。意外に思われるかもしれませんが、溶接したり、家具を作ったりする女性が増えているのです。しかし、現在はDIYについて体系的に学べるスクールがありません。それならば、当社が新しい市場を創出していこうじゃないかと。料理教室に通うようなイメージで、DIY教室に通う文化を作りたいと考えています」
 ─DIYの市場規模は、今後どの程度まで成長すると予想していますか。
 「国内のDIY市場は現在の10倍以上、数十兆円市場へと成長する可能性を秘めていると思います」

(続きは日本ネット経済新聞 2月18日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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