GMOペイメントゲートウェイ/EC向け決済会社新設へ/三井住友銀行と資本業務提携

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決済代行のGMOペイメントゲートウェイ(GMO―PG)は6月9日、三井住友銀行、三井住友フィナンシャルグループと資本業務提携したと発表した。10月に三井住友銀行と合弁会社を設立する予定。新会社はネット通販事業者向けの決済代行事業を手掛け、詳細な事業内容はこれから両社で協議していくとしている。
 三井住友銀行が顧客であるネット通販事業者を紹介し、GMO―PGが決済関連のシステムやサービスを提供する。両社から人員も派遣する。
 GMO―PGはネット通販事業者向けに決済代行サービスを提供しており、さまざまなルートで加盟店開拓をしているが、合弁会社からメガバンクの保有する法人顧客にも提案を広げていく。
 一方、三井住友銀行はネット通販事業者向けの決済代行サービスを強化して、法人の新規顧客の開拓や既存顧客の囲い込みを狙っている。既存の法人顧客がネットビジネスを開始する場合に、ネット向けの決済代行を含めた包括的な金融サービスを提供したいとしている。
 GMO―PGの子会社であるGMOペイメントサービス(本社東京都)は13年から後払い決済サービス「GMO後払い」を提供しており、GMO―PGの既存加盟店を中心に通販事業者の導入が進んでいる。
 GMO―PGは後払い決済などの事業拡大に伴い、自己資本を増強する。三井住友銀行と、GMO―PGの親会社であるGMOインターネットを割当先とした第三者割当増資を6月25日に実施、約80億円を資金調達する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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