【特集 「多店舗展開に役立つ支援会社」】〈ワンプルーフ「sellco」〉/在庫数を自動更新/中小ECの多店舗運営支援

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 EC支援事業を手掛けるワンプルーフ(本社東京都、平山和泉社長)は、複数店舗の在庫を自動的に調整するシステムを提供している。EC事業者が出店しているECモールや自社サイトの在庫数を、受注数に応じて更新する。在庫管理作業を一括でき、中小EC事業者の多店舗運営を支援する。
 サービス名は「sellco(セルコ)」。在庫連動機能は入荷・出荷のどちらにも対応する。
 在庫数が少なくなった際、在庫を配分する店舗の優先順位を設定できる。同じECモール内でも集客力が高い店舗に在庫を振り分け、在庫切れによる機会損失を防ぐ。
 福袋のような複数の品目を詰め合わせたセット商品の管理も自動化。セット商品の受注に応じて、セットに含まれる商品ごとの在庫数を更新する。
 このような比率振り分けやセット商品管理もオプション料金なしで提供している。
 基本料金は初期費用が5万円、1店舗ごとに月額5000円かかる。キャンペーンコードを持っている企業には特別料金で提供しており、導入1年目は初期費用3万円、月額利用料が3000円から利用できる。
 「アマゾン」など6種類のECモールやカートシステムで在庫連動に対応。3月から「ポンパレモール」にも対応する。
 ワンプルーフは300社以上のECコンサルティングを手掛けている。「EC事業者の要望を参考に他社サービスと連携を強化する」(システム事業部・塩田俊氏)と話す。
 4月から、アマゾンが商品保管や発送を代行する物流支援サービス「フルフィルメント by Amazon」と連携する予定。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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