グラムス/英食品通販大手が導入/7月に正式採用

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 グラムス(本社大阪府、三浦大助社長、(電)072―242―7480)はこのほど、提供する画像処理のクラウドサービス「ZenFotomatic(ゼンフォトマティック)」が、英国の食品通販最大手、オカド(本社:ハットフィールド市、ティム・ステイナーCEO)に導入された。17年6月の1カ月間でテスト運用が行われ、7月に正式採用となったという。
 「ゼンフォトマティック」は、「大量の写真も1クリックで美しい商品写真に」がコンセプト。写真データをドラッグアンドドロップでアップデートし、1クリックするだけで、自動で画像処理ができる仕組みとなっている。手作業では数分を要する商品画像の処理を、1クリックで行えるため、委託費用や人件費の効率化が可能になる。
 オカドは、約5万点の商品を取り扱っており、その大半を生鮮食品が占めている。三浦社長によると、オカドの在庫倉庫はロボットなどによる自動化が進んでおり、「日本では考えられないほど物流が効率化されている」という。業務の効率化を理念として掲げるオカドに、ワンクリックで画像処理ができる「ゼンフォトマティック」がマッチングしたとしている。
 「ゼンフォトマティック」はすでに日本を含めた95カ国の企業で導入された実績を持つ。グラムスでは、今後も海外のEC企業への導入を加速させていく予定だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ