トリノリンクス/媒体送付者を選定/成果なければ全額返金

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 通販コンサルティングやデータ分析サービスを提供するトリノリンクス(本社東京都、三田栄一郎社長、(電)03―5466―7870)は3月1日、カタログやDMなどの媒体送付者を選定するサービスを始めた。通販事業者が保有している顧客リストを分析して見込み顧客を抽出。紙媒体を送付して継続注文を促していく。抽出顧客への媒体送付で成果が得られなかった場合、利用料金を全額返金する。初年度利用目標は200社。
 顧客購買力分析サービス「ギャランティードゥ」は、独自の購買力分析手法を利用している。顧客リストを保有する通販事業者とトリノリンクスが、それぞれ媒体送付対象者を独自に選定する。
 双方が選定した最大公約数の顧客に紙媒体を送付して、送付2カ月後に収益を検証する。利用料金は19万8000円(税別)だが、分析の成果が得られなかったら検証月の末日に締めて翌月末に全額返金する。
 サービス利用対象企業は、アパレルや雑貨などの非定期販売商品に特化している通販事業者。過去5年間分の販売実績データを保有しているほか、顧客データ数の上限は300万件以下などが利用条件となっている。
 通販市場は現状、インターネット広告への出稿やメールの活用が主流となっている。しかし、メールは反応率が低く十分な成果が得にくい。カタログやDMは印刷費と送付費用がかかるため、イニシャルコストの負担が重くなる。
 ただ、送付対象者を選定するノウハウがあれば継続利用が促進できると判断。紙媒体で収益が計上できる成果保証付きのサービスを始めることにした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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