リネットジャパングループ/東証マザーズに上場/自治体との提携拡大に期待

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 中古品ECを手掛けるリネットジャパングループ(本社愛知県、黒田武志社長)は16年12月20日、東京証券取引所マザーズに上場した。上場を、家電リサイクル事業で提携する自治体からの信用度の向上につなげる狙いがある。上場により調達した資金は、会員システムの拡充に充当する考えだ。
 同社は00年、ネット専業の古本販売会社として創業した。買い取りは全て、ネットと郵送で受け付ける。現在は、ブランド品やアニメグッズなども取り扱っている。中古品全般を自社サイトと大手モールサイトで販売。16年9月期の中古品販売事業の売上高は35億円だった。
 同社は14年、子会社リネットジャパン(本社愛知県、黒田武志社長)を設立し、中古家電のリサイクル事業を開始した。同事業は自治体と提携して行い、行政サービスを代行する形で地域住民に提供している。16年9月時点で全国89自治体と提携。回収した家電は提携企業が解体、家電製品から取り出したレアメタル(希少金属)を販売したり、一部の家電はリユース事業で販売したりしている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」1月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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