タイセイ/雑貨販売のヒラカワを買収/「販路拡大」「商品拡充」につなげる

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 製菓用の食材や包装資材の通販を手掛けるタイセイは7月27日、家庭用雑貨・食品の販売を手掛けるヒラカワ(本社福岡県、平川潤一社長)の発行済株式全1万8000株を取得し完全子会社化した。双方の「販路拡大」と「商品拡充」につなげたい考え。取得価額は非公表としている。
 ヒラカワは、九州地区を中心に家庭用雑貨などの卸販売を手掛けている。楽天市場に出店する形で自社通販も行っている。ヒラカワの16年2月期の売上高は9億3100万円だった。
 タイセイでは、ヒラカワを連結子会社化することにより「販路拡大」「商品拡充」につなげたい考え。具体的には、「ヒラカワの持つ顧客に対し、当社の商品を提案していき、販路を拡大していく」(タイセイIR)と言う。
 商品拡充については、「ヒラカワの持つ商品群を、当社通販でも取り扱い、ラインアップ拡充につなげたい」(同)としている。
 タイセイでは、今回の買収が15年9月期の連結業績に与える影響について「9月30日を、みなし取得日とする予定であることから、影響は軽微」(タイセイIR)としている。
 15年11月時点で発表した16年9月期の連結業績予想における売上高は49億8600万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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