トランスコスモス/LINEと合弁会社顧客対応ツールを共同で開発

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 コールセンター大手のトランスコスモスは3月22日、チャットアプリを提供するLINE(本社東京都、出澤剛社長)と共同出資で新会社を設立すると発表した。チャットアプリ「LINE」を活用した顧客対応支援サービスの開発と営業を強化する。
 合弁会社の社名は「トランスコスモス オンライン コミュニケーションズ」。5月中をめどに設立する計画だ。トランスコスモスの貝塚洋常務執行役員が代表取締役社長を兼務する。出資比率はトランスコスモスが60%、LINEが40%。資本金は非公表。
 トランスコスモスはチャットアプリ「LINE」を活用し、企業の顧客対応を改善するサービスを販売している。LINEの公式パートナーにも選ばれており、すでに2社は協力関係にあった。
 合弁会社を設立することで、トランスコスモスが得意とする「LINE」でのワン・トゥ・ワン・カスタマーサポートソリューションの営業を強化する。今後はサービスの共同開発も加速させるという。
 トランスコスモスは企業が運営する「LINE」公式アカウントの開設や運用支援などを行っている。「LINE」を使ったカスタマーセンターの構築やプロモーション支援、CRM戦略の立案と実行なども手掛けている。
 企業が電話やメールで行っている顧客サポート業務を「LINE」でのやり取りに換えることで、綿密かつ素早い対応や、従来は関係構築ができなかった顧客層へのアプローチが可能になるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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